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ヨーロッパ永住権が取りやすい国5選!ビザ種類・取得条件・費用を徹底比較

  • 2024年6月22日
  • 読了時間: 21分

更新日:2月20日


海外移住で永住権を取りやすい国トップ10!移住先の選び方や具体的手順を解説


ヨーロッパ移住を検討する際、豊かな歴史と文化、質の高い教育と医療、そして永住権の取得しやすさは重要な判断基準となります。特に家族での移住を考える場合、安全で安定した生活環境を確保することがご家族にとっての一大イベントです。


ヨーロッパには、ゴールデンビザ(投資家ビザ)制度を導入している国や、比較的短期間で永住権を取得できる国が複数存在します。また、EU永住権を取得すれば、シェンゲン協定加盟国内での自由な移動が可能になるという大きなメリットもあります。


この記事では、ヨーロッパの中でも特に永住権が取得しやすい5カ国(マルタ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、イタリア)を厳選し、それぞれの国の永住権取得条件、ビザの種類、生活コスト、教育・医療環境について詳しく解説します。


「ヨーロッパのどの国が永住権を取りやすいのか?」「ゴールデンビザとは何か?」「家族でヨーロッパに移住するメリットは?」といった疑問を解決し、移住計画を具体化するために、ぜひ最後までお読みください。








永住権を取得するための基礎知識


海外移住を考える際、その国の永住権が取得できるかどうかは大切なポイントです。しかし、その条件や必要な期間、費用は国によって大きく違います。


ここではまず、移住を検討している方が知っておくべき永住権の基本をお伝えします。



永住権の条件は国によって異なる


世界各国で永住権を取得するための条件は多岐にわたります。


一般的に永住権を取得するためには、一定期間その国に居住していることが求められますが、その期間は国によって数年から数十年まで大きく異なります。また言語能力があること、経済的に自立していること、さらには犯罪歴がないことなど、多くの国が永住権取得にさまざまな要件を設けています。


例えばニュージーランドでは、永住権を申請する前に最低でも5年間の居住が必要であり、一定の収入基準を満たす必要があります。


またポルトガルではゴールデンビザ制度を利用すれば、比較的短期間で永住権を取得することが可能ですが、一定額以上の投資が必要とされています。



永住権取得に必要な期間と費用


永住権を取得するための期間は、国によって異なるだけでなく、申請者個々の状況によっても変わることがあります。たとえば家族帯同の場合や特別なビジネス投資を通じて申請する場合、手続きが早まることがあります。


費用についても、申請手数料から弁護士費用、必要書類の翻訳や認証料など、予想外の出費が発生することがあるため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。例えば、アメリカの永住権(グリーンカード)の申請費用は、基本的な手数料として数百ドルかかりますが、全ての申請には5千ドル程度必要になることがあります。



ヨーロッパ移住特有の制度とメリット

ヨーロッパ移住には、他の地域にはない独自のメリットと制度があります。


EU永住権とは?


EU永住権(EU Long-term Residence)は、EU加盟国のいずれかで取得できる永住権であり、取得後は以下のメリットがあります:


- 他のEU加盟国への移動が容易:EU永住権を持つことで、他のEU加盟国での居住・就労申請が簡易化されます

- 滞在の安定性:通常の就労ビザより安定した滞在が可能で、失効リスクが低くなります

- 家族帯同:配偶者や子供も一緒に移住しやすくなります


EU永住権の一般的な取得条件:

- EU加盟国での5年間の合法的な居住

- 安定した収入と経済的自立

- 基本的な現地語能力(B1レベル程度)

- 健康保険への加入


シェンゲン協定のメリット


シェンゲン協定は、EU加盟国を中心とした27カ国間で国境検査なしに自由に移動できる協定です。ヨーロッパで永住権を取得すれば、以下のような自由な移動が可能になります:


- フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど主要国への自由な往来

- ビジネスや観光での移動が容易

- 子供の教育や医療で他国の施設を利用しやすい


ゴールデンビザ(投資家ビザ)制度


ヨーロッパの多くの国では、不動産投資や国債購入を通じて永住権を取得できる「ゴールデンビザ」制度を導入しています。


ゴールデンビザのメリット:

- 比較的短期間(通常5年程度)で永住権取得が可能

- 現地での就労が不要

- 家族全員での申請が可能

- 投資額は国によって異なる(25万ユーロ~50万ユーロ程度)


主なゴールデンビザ提供国:

- ポルトガル(不動産投資:50万ユーロ~)

- スペイン(不動産投資:50万ユーロ)

- ギリシャ(不動産投資:25万ユーロ)※2023年から一部地域で80万ユーロに引き上げ

- イタリア(投資家ビザ:200万ユーロ~)

- マルタ(不動産購入+寄付:約70万ユーロ)


これらの制度を活用することで、ヨーロッパでの永住権取得がより現実的な選択肢となります。



ヨーロッパで永住権が取りやすい国5選


ご家族で海外移住を検討する際、永住権が取りやすい国がどこかを知ることは移住計画を進める1つの重要な情報となります。


ヨーロッパの中でも、特に日本人が永住権を取得しやすく、家族での移住に適した国を5カ国厳選しました。


それぞれの国の永住権取得方法、ゴールデンビザの条件、生活環境について詳しく解説します。



① マルタ共和国


☝英語が公用語で日本人が暮らしやすい地中海の島国


マルタの基本情報:

- 人口:約52万人

- 公用語:マルタ語、英語

- 通貨:ユーロ(EUR)

- EU加盟:2004年加盟

- シェンゲン協定:加盟国


マルタの永住権取得方法


1. マルタ永住権プログラム(MPRP)

- 投資額:不動産購入(€35万~)または賃貸(€1.2万/年)+政府寄付(€2.8万~€5.8万)+慈善寄付(€2,000)

- 滞在要件:申請前にマルタに居住している必要なし

- 家族帯同:配偶者、子供、両親の帯同可能

- 審査期間:約6~12カ月

- 永住権取得後:EU域内での移動の自由


2. 就労ビザからの永住権取得

- マルタでの5年間の合法的な居住と就労

- 安定した収入と現地語(英語)能力


マルタ移住のメリット


✅ 英語が公用語:英語でのコミュニケーションが可能で、日本人が適応しやすい  

✅ 温暖な地中海性気候:年間300日以上の晴天日  

✅ 税制優遇:法人税率35%だが、リファンド制度により実効税率5%程度  

✅ EU市民と同等の権利:医療・教育などのサービスを利用可能  

✅ 治安が良好:ヨーロッパの中でも特に安全  


マルタ移住のデメリット


❌ 物価が高い:特に不動産価格が上昇傾向  

❌ 小さな島国:国土が狭く、都会的な生活は期待できない  

❌ 夏は観光客で混雑:観光シーズンは人口密度が高まる  


マルタの生活コスト(月額・家族3人)


- 家賃(2ベッドルーム):€1,200~€2,000

- 食費:€600~€900

- 光熱費:€100~€150

- 交通費:€100~€150

- 教育費(インターナショナルスクール):€5,000~€10,000/年

- 合計:€2,000~€3,200/月


マルタの教育・医療


教育:英語での教育が主流。多数のインターナショナルスクールがあり、イギリス式カリキュラムを採用。公立学校も英語で授業が行われる。


医療:公的医療制度が充実しており、永住権保持者は公立病院での治療が基本無料。私立病院も質が高く、英語でのサービスを受けられる。



② スペイン


☝ゴールデンビザで永住権取得が可能な文化豊かな国


スペインの基本情報:

- 人口:約4,750万人

- 公用語:スペイン語

- 通貨:ユーロ(EUR)

- EU加盟:1986年加盟

- シェンゲン協定:加盟国


スペインの永住権取得方法


1. 就労ビザからの永住権取得

- スペインでの5年間の合法的な居住と就労

- スペイン語能力(A2レベル以上)

- 安定した収入証明


2. 非営利居住ビザ(Non-Lucrative Visa)

- 十分な資産があり、現地での就労を必要としない退職者向け

- 年間収入要件:約€28,800(家族1人につき€7,200追加)


スペイン移住のメリット


✅ 温暖な気候と豊かな文化:地中海性気候で過ごしやすく、芸術・料理が豊富  

✅ ゴールデンビザが比較的取得しやすい:不動産投資で永住権への道が開ける  

✅ 生活コストが比較的安い:西欧諸国の中では物価が手頃  

✅ 医療水準が高い:WHO評価で世界トップクラスの医療システム  

✅ EU域内での移動自由:シェンゲン協定加盟国  


スペイン移住のデメリット


❌ スペイン語の習得が必要:英語が通じにくい地域も多い  

❌ 官僚的な手続き:ビザ申請や行政手続きに時間がかかる  

❌ 失業率が高い:経済状況により就職が難しい場合も  


スペインの生活コスト(月額・家族3人)


- 家賃(2ベッドルーム・都市部):€900~€1,500

- 食費:€500~€800

- 光熱費:€100~€150

- 交通費:€80~€120

- 教育費(インターナショナルスクール):€8,000~€15,000/年

- 合計:€1,600~€2,600/月


スペインの教育・医療


教育:公立学校は無料だが、スペイン語での授業。インターナショナルスクールは主要都市に多数あり、英語での教育を提供。


医療:公的医療制度が充実。永住権保持者は公立病院で無料または低コストで治療を受けられる。




③ ポルトガル


☝ゴールデンビザが人気で治安も良好な西欧の穴場


ポルトガルの基本情報:

- 人口:約1,030万人

- 公用語:ポルトガル語

- 通貨:ユーロ(EUR)

- EU加盟:1986年加盟

- シェンゲン協定:加盟国


ポルトガルの永住権取得方法


1. ゴールデンビザ(黄金居住許可)

- 投資ファンド:€50万以上

- 事業投資:雇用創出(10人以上)または€50万以上の資本投資

- 滞在要件:年間7日以上(非常に緩い)

- 永住権取得:5年後に申請可能

- 家族帯同:配偶者、子供、両親の帯同可能


2. D7ビザ(リタイアメント/パッシブインカムビザ)

- 年金や不動産収入など、受動的収入がある方向け

- 年間収入要件:約€9,120以上(最低賃金の約1.5倍)

- 現地での就労は不可


3. 就労ビザからの永住権取得

- ポルトガルでの5年間の合法的な居住

- ポルトガル語能力(A2レベル)


ポルトガル移住のメリット


✅ ゴールデンビザの滞在要件が緩い:年間7日の滞在でOK  

✅ 物価が西欧で最も安い:生活費を抑えられる  

✅ 治安が良い:世界平和度指数で常に上位  

✅ 温暖な気候:年間を通じて温暖で過ごしやすい  

✅ NHR税制(非居住者税制):外国所得が10年間優遇される(※2024年に制度変更あり)  

✅ 英語が比較的通じる:観光地や都市部では英語でコミュニケーション可能  


ポルトガル移住のデメリット


❌ ポルトガル語の習得が必要:地方では英語が通じにくい  

❌ 賃金水準が低い:西欧の中では平均給与が低め  

❌ 行政手続きが遅い:官僚的で時間がかかる  


ポルトガルの生活コスト(月額・家族3人)


- 家賃(2ベッドルーム・リスボン): €1,000~€1,500

- 食費:€400~€700

- 光熱費:€80~€120

- 交通費:€60~€100

- 教育費(インターナショナルスクール):€6,000~€12,000/年

- 合計:€1,500~€2,400/月


ポルトガルの教育・医療


教育:公立学校は無料だが、ポルトガル語での授業。リスボンやポルトには多数のインターナショナルスクールがあり、英語教育を提供。


医療:公的医療制度(SNS)があり、永住権保持者は低コストで医療サービスを受けられる。私立病院も質が高い。




④ ギリシャ


☝最低投資額でゴールデンビザが取得できる歴史と文化の国


ギリシャの基本情報:

- 人口: 約1,070万人

- 公用語: ギリシャ語

- 通貨: ユーロ(EUR)

- EU加盟: 1981年加盟

- シェンゲン協定: 加盟国


ギリシャの永住権取得方法


1. ゴールデンビザ(不動産投資ビザ)

- 不動産投資: €25万以上(※2023年から主要都市は€80万に引き上げ)

- 滞在要件: 年間1回の入国で維持可能

- 永住権取得: 5年後に申請可能(ギリシャ語能力が必要)

- 家族帯同: 配偶者、21歳未満の子供、両親の帯同可能

- 審査期間: 約2~3カ月(ヨーロッパで最速クラス)


2. 就労ビザからの永住権取得

- ギリシャでの7年間の合法的な居住

- ギリシャ語能力(B1レベル)


ギリシャ移住のメリット


✅ ゴールデンビザの投資額が最低レベル: €25万から取得可能(地域による)  

✅ 審査が速い: 2~3カ月で取得可能  

✅ 温暖な地中海性気候: 美しいビーチと島々  

✅ 生活コストが比較的安い: 西欧諸国より物価が低い  

✅ 豊かな歴史と文化: 古代遺跡や文化遺産が豊富  


ギリシャ移住のデメリット


❌ ギリシャ語が必要: 英語が通じにくい地域も多い  

❌ 経済が不安定: 過去の経済危機の影響が残る  

❌ 官僚的な手続き: 行政手続きに時間がかかる  

❌ 就労機会が限定的: 失業率が高く、仕事探しが困難  


ギリシャの生活コスト(月額・家族3人)


- 家賃(2ベッドルーム・アテネ): €600~€1,000

- 食費: €400~€700

- 光熱費: €80~€150

- 交通費: €60~€100

- 教育費(インターナショナルスクール): €7,000~€12,000/年

- 合計: €1,200~€2,000/月


ギリシャの教育・医療


教育: 公立学校は無料だが、ギリシャ語での授業。アテネなど主要都市にはインターナショナルスクールがあり、英語教育を提供。


医療: 公的医療制度があるが、サービスの質にばらつきがある。私立病院の利用が一般的で、医療保険の加入が推奨される。



⑤ イタリア


☝芸術と美食の国でゴールデンビザと投資家ビザが利用可能


イタリアの基本情報:

- 人口: 約5,900万人

- 公用語: イタリア語

- 通貨: ユーロ(EUR)

- EU加盟: 1957年加盟(創設メンバー)

- シェンゲン協定: 加盟国


イタリアの永住権取得方法


1. 投資家ビザ(Investor Visa for Italy)

- 国債投資: €200万以上

- 企業投資: €50万以上(革新的スタートアップ)または€100万以上(既存企業)

- 慈善寄付: €100万以上

- 滞在要件: 年間183日以上の滞在

- 永住権取得: 5年後に申請可能

- 家族帯同: 配偶者、子供の帯同可能


2. エレクティブ・レジデンス・ビザ(選択的居住ビザ)

- 十分な資産があり、現地での就労を必要としない退職者向け

- 年間収入要件:€31,000以上(単身)、家族1人につき€6,200追加

- 現地での就労は不可


3. 就労ビザからの永住権取得

- イタリアでの5年間の合法的な居住

- イタリア語能力(A2レベル)


イタリア移住のメリット


✅ 豊かな文化と芸術: ルネサンスの発祥地で世界遺産が多数  

✅ 美食の国: 世界的に有名なイタリア料理  

✅ 比較的生活コストが安い: 西欧諸国の中では物価が手頃(地域による)  

✅ 温暖な気候: 地中海性気候で過ごしやすい  

✅ EU市民と同等の権利: 医療・教育などのサービスを利用可能  


イタリア移住のデメリット


❌ イタリア語の習得が必要: 英語が通じにくい地域も多い  

❌ 官僚的な手続き: ビザ申請や行政手続きが複雑で時間がかかる  

❌ 経済が不安定: 南部を中心に失業率が高い  

❌ 投資額が高額: 投資家ビザは最低€200万から  


イタリアの生活コスト(月額・家族3人)


- 家賃(2ベッドルーム・ミラノ): €1,200~€2,000

- 家賃(2ベッドルーム・地方都市): €600~€1,000

- 食費: €500~€800

- 光熱費: €100~€150

- 交通費: €80~€120

- 教育費(インターナショナルスクール): €10,000~€20,000/年

- 合計: €1,500~€3,000/月(地域により大きく変動)


イタリアの教育・医療


教育: 公立学校は無料だが、イタリア語での授業。ミラノ、ローマ、フィレンツェなど主要都市には多数のインターナショナルスクールがあり、英語教育を提供。


医療: 公的医療制度(SSN)が充実しており、永住権保持者は低コストで医療サービスを受けられる。大都市の医療水準は高い。




家族でヨーロッパ移住する際の移住先の選び方


家族でヨーロッパ移住を検討する際、永住権の取得しやすさだけでなく、その国が提供する教育や医療の質、生活費、言語環境などを総合的に判断することが大切です。


ここでは、ヨーロッパ移住先を選ぶ際の重要なポイントを詳しく解説します。


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教育システムを理解する


移住先を選ぶ際には移住先の教育システムをよく理解することが重要です。特に子供がいる家庭では、教育の質は移住後の生活の質に直結します。


公立学校の教育レベル、国際学校の有無やかかる費用、言語の違いが教育にどのように影響するかなど、できるだけ具体的な情報を集めましょう。


例えばマルタでは、英語に対応した教育プログラムを提供しているため、移住家族にとって魅力的な選択肢です。



医療サービスの質をチェックする


健康は家族全員にとって最も大切なことの一つです。移住先の国の医療システムの質と利用しやすさを調べ、緊急時に迅速な対応を受けられるかどうかを確認しましょう。


保険制度が整っているか、外国人が利用できる医療サービスの範囲はどうか、また医療費がどの程度かかるかも調査が必要です。


たとえば、マルタやスペイン、ポルトガルでは公的医療保険が充実しており、比較的低コストで高品質な医療を受けることができます。



生活コストと物価を比較する


最後に、移住先の生活コストと物価を検討することも大切です。食料品の価格、住宅費、公共交通機関の利用料金など、日々の生活で必要となる費用を把握し、計画的に移住準備を行いましょう。



例えば、ポルトガルやギリシャは他の国と比較して物価が低く移住後の生活コストが抑えられることも魅力の1つです。その点も考慮して考えることが大切です。



言語環境と適応のしやすさ


ヨーロッパ各国では、それぞれ異なる言語が使用されています。移住後の生活や仕事、子供の教育において、言語は非常に重要な要素です。


言語環境のチェックポイント:


- 英語の通用度: マルタは英語が公用語。ポルトガルやスペインの都市部では英語が比較的通じる

- 現地語の習得難易度: イタリア語、スペイン語、ポルトガル語はロマンス語派で類似性がある。ギリシャ語は独自の文字体系で習得が難しい

- インターナショナルスクールの有無: 主要都市には英語教育を提供するインターナショナルスクールが多数ある


英語環境を重視するならマルタ、現地語の習得を前提とするならスペインやイタリアが適しています。



ビザ・永住権取得の難易度


ヨーロッパ各国で永住権取得の条件は異なります。家族の状況に応じて、最適な国を選びましょう。


永住権取得難易度の比較:

ゴールデンビザ最低投資額

滞在要件

永住権取得までの期間

難易度

ギリシャ

€25万~€80万

年1回入国

5年(言語要件あり)

★★☆☆☆

ポルトガル

€50万

年7日

5年

★★☆☆☆

スペイン

€50万

年1回入国

5年

★★★☆☆

マルタ

€35万+寄付

不要

即時永住権

★★☆☆☆

イタリア

€200万

年183日

5年

★★★★☆


ポイント:

- 投資額を抑えたい → ギリシャ(地方)、マルタ

- 滞在要件が緩い → ポルトガル、ギリシャ、スペイン

- 早く永住権を取得したい → マルタ(即時)、ギリシャ(審査が速い)



税制と資産管理


ヨーロッパ各国の税制は異なり、所得税率や相続税、資産税の有無も国によって大きく変わります。


主要国の税制比較:

所得税率(最高)

法人税率

相続税

資産税

マルタ

35%(実効税率5%)

35%

なし

なし

ポルトガル

48%

21%

あり

あり

スペイン

47%

25%

あり

あり

ギリシャ

44%

22%

あり

あり

イタリア

43%

24%

あり

あり


ポイント:

- 税制優遇を重視 → マルタ(相続税なし、実効税率が低い)

- 資産管理のしやすさ → ポルトガル(NHR税制※2024年変更あり)、マルタ



ヨーロッパ移住の具体的手順


ヨーロッパ移住を実現するためには、計画的な準備が不可欠です。ここでは、移住先の選定から実際の渡航まで、ステップごとに解説します。


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① 移住先の選定


移住先を選ぶ際には、永住権の取得難易度と併せて、その国の言語、文化、経済状況、治安の良さなど、生活全般に影響を与える要素を総合的に考えることが大切です。


また、家族のライフスタイルやキャリア、教育のニーズに合った国を選ぶと、長期的な幸せに繋がります。子育て環境を重視するなら教育環境が整った国、積極的な経済活動を望むなら経済的不安が少なく税制が優遇される国など、家族のニーズに合った移住先を慎重に選びましょう。



② 永住権取得の要件調査


移住先が決まったら、移住先での永住権取得の要件を詳しく確認しましょう。各国には異なる永住権政策があり、先にも述べたように、一部の国では投資や特定のスキルが求められることがあります。


この段階では現地の法律事務所や移民局の公式サイト、大使館から正確な情報を取得するのがおすすめです。また移住先の永住権取得に必要な条件、申請に必要な期間、かかる費用などを明確にすることで、スムーズな移住が可能になります。



③ 必要書類の準備


永住権申請には多くの書類が必要となります。一般的に、下記の様な書類が必要となります。


  • パスポート

  • 出生証明書

  • 結婚証明書(該当する場合)

  • 健康診断の結果

  • 財政証明書

  • 職歴の証明書

  • 教育の証明書


これらの書類は公式な翻訳が必要な場合が多く、申請前にはそれぞれの書類が有効であること、そして正確に翻訳されていることを確認する必要があります。また、申請手続きを素早く正確に進めるためには、これらの書類を整理し、間違いのないように準備しておくことが大切です。



④健康診断とワクチン接種


海外移住を計画する際、健康診断と必要なワクチン接種は忘れてはならない重要な手続きです。


多くの国では、移住申請プロセスの一環として、特定の感染症に対する予防接種証明や健康診断結果の提出を求められます。結核や黄熱病、肝炎など、公衆衛生に影響を及ぼす可能性のある疾患の検査が含まれることが多いです。


また移住先によっては追加のワクチン接種が必要になる場合もあります。


これらのワクチンは、現地での感染リスクを減少させるため、移住前に完了させておくようにしましょう。



⑤資金管理の計画


海外移住には多額の初期費用がかかるため、資金管理の計画は非常に重要です。移住先の国によってはビザ申請の際に一定額の銀行残高を証明する必要がある場合もあります。また住宅の購入や賃貸、日常生活の費用、緊急時のための貯金など、生活基盤を整えるための予算計画が必要です。


資金管理の計画には移住後の収入源も検討することが含まれます。仕事の転職や新たなビジネスの開始、またはリモートワークの継続など、収入の確保方法について具体的な戦略を立てることが求められます。



⑥荷物の整理と引っ越し手配


必要な手続きが揃ったら、いよいよ荷物の整理と引っ越しの手配です。どの荷物を持って行くか、何を現地で購入するか、どのようにして運ぶかを綿密に計画する必要があります。海外移住では多くの場合、家具や家電製品を新たに購入する方が輸送費用を考えるとコストパフォーマンスが良いことが多いです。


また信頼できる引っ越し業者を選ぶことがスムーズな移住の鍵となります。国をまたぐ引っ越しは複雑で多くの書類や手続きが必要ですので、経験豊富な業者に依頼することで手続きの負担を軽減できます。



⑦ ビザ・永住権の申請


移住先が決定したら、適切なビザまたは永住権の申請を行います。


ビザ・永住権申請の流れ:


1. 必要書類の準備:

   - パスポート(有効期限6カ月以上)

   - 無犯罪証明書

   - 健康診断書

   - 財務証明書(銀行残高証明、収入証明など)

   - 不動産購入契約書(ゴールデンビザの場合)

   - 結婚証明書、出生証明書(家族帯同の場合)


2. 大使館・領事館への申請:

   - 日本国内の該当国の大使館または領事館で申請

   - オンライン申請が可能な国もある


3. 面接(必要に応じて):

   - ビザの種類によっては面接が必要

   - 移住の目的、資金源などについて質問される


4. 審査期間:

   - ゴールデンビザ:2~6カ月

   - 就労ビザ:3~6カ月

   - 家族ビザ:3~6カ月


5. ビザ・永住権の取得:

   - 承認されたら、パスポートにビザが貼付されるか、居住許可証が発行される



⑧ 現地での生活セットアップ


ビザを取得したら、現地での生活をスタートさせるための準備を進めます。


生活セットアップのチェックリスト:


✅ 住居の確保: 賃貸契約または購入手続き  

✅ 銀行口座の開設: 現地の銀行口座が必要  

✅ 健康保険への加入: 公的医療保険または私的保険  

✅ 住民登録: 市役所での登録手続き  

✅ 子供の学校手続き: インターナショナルスクールまたは公立学校への入学  

✅ 運転免許証の切り替え: 国によっては日本の免許証を現地の免許証に切り替え可能  

✅ 携帯電話・インターネット契約: 現地の通信サービスに加入  


これらの手続きを計画的に進めることで、スムーズにヨーロッパでの新生活をスタートできます。



まとめ


本記事では、ご家族でのヨーロッパ移住を検討されている方々に向けて、永住権を取得しやすい国々をご紹介しました。各国の永住権取得条件や、移住に際して考慮すべきポイントなど、これらの情報が皆様の移住計画に役立てば幸いです。


永住権取得だけでなく、移住生活全般にわたる準備は、計画的に行うことが成功の秘訣となります。最後に、皆様の移住計画がスムーズに進むことを願っています。




小林雅之 Masayuki Kobayashi


海外移住コンサルタント、La Quarta代表。20年以上にわたり海外移住支援に携わり、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の投資移住制度に精通している。これまで多数のクライアントの移住を成功に導いた実績があり、長年の実務経験に基づいて実践的かつ信頼性の高い情報を提供している。




弊社ではビザの申請サポートはもちろん、現地への移住サポートからお子様の学校探しのお手伝いまで幅広く行っています。


海外への移住をお考えの方は、ご希望に沿った形でのご提案やサポートが可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。

海外への移住に関する詳細:https://www.la-quarta.jp/immigration

 
 
 

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