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ハワイ移住で後悔する理由|よくある失敗とその対策を解説

  • lmeysmasa
  • 7月24日
  • 読了時間: 13分

更新日:1 日前

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ハワイへの移住は、多くの日本人にとって憧れのライフスタイルです。美しい自然と温暖な気候に包まれた環境は魅力的ですが、その一方で、現地に住んで初めて気づく生活上のギャップや思わぬ出費に悩まされることもあります。


特に物価の高さや医療・教育制度の違い、英語力の問題など、移住後に「こんなはずじゃなかった」と感じるケースは少なくありません。


この記事では、ハワイ移住でよくある後悔の理由や失敗例を具体的に紹介し、それを防ぐための準備と心構えについて詳しく解説します。





ハワイ移住後に後悔する理由とは?


ハワイに憧れて移住したものの、移住生活の理想と現実にギャップを感じ、帰国を検討する日本人も少なくありません。特に、実際に住んでみないと見えにくい生活コストの高さや医療・教育制度の違い、英語力の不足などは、移住前に想像しきれない落とし穴になりがちです。


ここでは、ハワイ移住でよくある後悔の原因をテーマ別に詳しく解説します。具体的な失敗例を通じて、どのような準備が必要かを考えていきましょう。



物価が高く収入とのバランスが合わない


ハワイは全米の中でもトップクラスの物価の高さで知られています。日用品や食品、外食費、住宅費のいずれもが高く、日本の都市部よりも割高なことが多いです。特に家族連れの場合、毎月の生活費が日本の倍以上になることも珍しくありません。


日本とハワイの生活用品・家賃の価格比較(2024年目安)

品目

東京都心部(円)

ハワイ(ホノルル中心部、円換算)

備考

牛乳(1リットル)

約230円

約550円

乳製品は輸入依存で高価

りんご(1個)

約120円

約300円

ハワイでは生鮮品も高額

卵(12個)

約300円

約800円

オーガニック中心で価格上昇

白米(5kg)

※2025年1月現在

約1,800円

約3,500円

日本米は輸入品として高価

ガソリン(1L)

約175円

約310円

全米でも最高水準

賃貸家賃(2LDK)

約150,000円〜200,000円

約350,000円〜400,000円

同規模・立地で比較した場合

食品や日用品は輸入品に頼るため割高で、賃貸や不動産価格も年々上昇傾向にあります。また、電気やガスなどの公共料金も高額で、生活コスト全体に大きく影響を与えています。



英語が話せず生活に支障をきたすケース


ハワイには日系人も多く、日本語が通じる場所が存在するとはいえ、日常生活では英語が不可欠です。スーパーでの買い物やレストランでの注文程度なら何とかなることもありますが、行政手続きや病院での診察、子どもの学校とのやり取りといった重要な場面では英語力が必要になります。


例えば、子どもの発熱時に病院を受診しても、英語で症状を正確に伝えられず軽い診断で済まされてしまったというケースは珍しくありません。後から誤診に気づいて再診を受けた結果、病気が悪化していたというような話も実際にあります。



医療費が高く保険制度が複雑


アメリカ本土と同様に、ハワイでも医療費は非常に高額です。たとえ風邪や軽いけがでも、保険に加入していなければ数万円から十万円を超える請求が発生することもあります。


さらに、日本のような国民皆保険制度はなく、個人で保険会社を選んで加入する必要があります。その保険プランも多種多様で、自己負担額の設定やカバー範囲が複雑で分かりづらく、適切な保険選びに苦労する人が多いです。



教育環境のギャップと学費の負担


ハワイの教育環境は地域や学校によって大きく異なります。公立学校は学費が無料でも、質にばらつきがあり、学区によっては教育レベルに大きな差があることもあります。一方で、私立学校を選ぶと年間で数百万円の学費がかかることも珍しくありません。


現地の学校に入学した子どもが英語環境に馴染めず授業についていけなかったり、同級生との交流がうまくいかず学校に行きづらくなったりする例は多く聞かれます。対応として私立のインターナショナルスクールに転校するケースもありますが、その際に想定以上の学費負担が生じ、家計への影響が大きくなることもあります。



文化や価値観の違いに戸惑うこともある


ハワイはアメリカの一州でありながら、ポリネシア文化や多国籍な価値観が融合した独自の社会が形成されています。日本とは異なる仕事の進め方や人との距離感、公共マナーに戸惑う人も多くいます。


例えば、時間に対する感覚がゆるやかな「ハワイタイム」や、自己主張を大切にする文化、プライバシーを重視する風潮など、日本の常識とは異なる考え方が根づいています。



人間関係や距離感のストレス


ハワイはフレンドリーな文化がある一方で、人間関係の築き方や距離感に違和感を覚える日本人もいます。とくにご近所づきあいや職場での人間関係が思ったようにいかず、孤独を感じてしまうこともあります。


初対面では距離を置く文化があるため、仲良くなるまでに時間がかかったり、異文化的な表現に戸惑ったりする場面があるかもしれません。



移住生活の理想と現実のギャップ


SNSやメディアで目にするハワイ生活は、まるで夢のように見えます。しかし、実際には日常の中にさまざまな苦労があり、「楽園」とのイメージにギャップを感じる人が少なくありません。


理想のイメージが先行していたり、観光と移住の違いを理解していなかったりすると、現地の生活のリアルに直面したときに戸惑いや失望を感じやすくなります。さらに、日本にいる家族や友人との距離が精神的な負担になることもあります。



ハワイ移住で後悔しないための準備


ハワイ移住で後悔しないためには、事前の情報収集と入念な準備が欠かせません。特に、収支のバランス、英語力、医療や教育制度の理解、そして文化への適応力など、さまざまな角度から備えることが求められます。


ここでは、実際に移住した後に後悔しないために必要な準備ポイントを具体的に解説します。



生活費と収入のシミュレーションを具体的に行う


ハワイ移住で最も現実的な課題となるのが、収入と支出のバランスです。移住後の生活を安定させるためには、家賃や光熱費、食費、保険料、教育費といった支出を細かく想定し、月々の支出総額を明確にすることが欠かせません。


特にハワイでは物価が高く、予想外の出費が発生しやすいため、生活シミュレーションには予備費も組み込んでおくことが重要です。 また現地で働くことを検討している場合には、職種別の平均給与や税金の仕組み、雇用条件なども調べたうえで、家計に無理がないかを確認しておく必要があります。



最低限の英語力を身につけ医療制度を理解しておく


ハワイで安心して暮らすためには、医療に関する英語力と制度理解が欠かせません。特に診察の場面では、自分の症状を正確に伝えたり、医師の説明を理解したりするスキルが重要です。 日常会話とは異なり医療に特有の単語や表現を使うため、最低限の医療英語は事前に習得しておく必要があります。


あわせて、アメリカの医療制度の仕組みを理解しておくことも大切です。日本とは異なり、アメリカでは民間の医療保険に個人で加入するのが一般的で、加入しなければ医療費を全額自己負担しなければなりません。


アメリカの医療制度の主な特徴

  • 国民皆保険制度はなく、民間保険への加入が基本

  • 保険料は月数万円以上になることもあり、自己負担額(copay, deductible)も高め

  • 医師や病院によっては契約している保険会社でないと利用できない(ネットワーク制)

  • 救急車も有料(数万円〜十万円程度)で、緊急外来費用も非常に高額

たとえ軽い症状でも、無保険で受診すれば数万円〜十万円を超える費用がかかることもあります。保険プランの選び方、カバー範囲、自己負担額の考え方など、制度の基本を理解しておくことで、想定外の医療費による後悔を防ぐことができます。



教育方針を明確化しておく


子どもとともにハワイへ移住を考えている家庭にとって、教育環境の選択は移住後の満足度に直結する非常に重要な要素です。


特にハワイでは、公立校・私立校・インターナショナルスクール・日本語補習校など、教育の選択肢が多岐にわたります。それぞれの特徴や費用、言語環境、通学条件などを把握し、家族全体で方向性を共有しておくことが大切です。


公立校は基本的に無料で通える一方、学区によって教育レベルや英語サポートの手厚さにばらつきがあります。教育水準の高い学区は人気が高く、同じ公立校でも居住エリアによっては学力差が大きくなる点には注意が必要です。居住地を決める際は、通学先となる学校のレベルや評判を事前に確認しましょう。


一方で、私立校を選ぶと年間で150万~300万円程度の学費がかかることが一般的です。兄弟がいる場合は負担が倍以上になるため、教育にかけられる予算をあらかじめ試算しておく必要があります。また、授業の内容も学校によって大きく異なり、バイリンガル教育や芸術・スポーツに力を入れているところもあります。希望する教育内容に応じて、学校の特色を比較検討しましょう。


さらに、日本語教育を維持したい家庭の場合は、日本語補習校の活用や、バイリンガル教育に対応したインターナショナルスクールが選択肢に入ります。これらの学校は土曜日のみの授業や午後の特別クラスとして運営されていることも多いため、スケジュールとの両立も確認が必要です。


検討の際には、次のようなポイントを明確にしておくと判断しやすくなります。

  • 住む予定のエリアにある公立校の教育レベルとESL(英語サポート)の有無

  • 私立校やインターナショナルスクールのカリキュラム・学費・入学条件

  • 日本語補習校の有無と通学のしやすさ(距離・交通手段)

  • 教育にかけられる年間予算と、その継続可能性

移住前から情報収集を徹底し、家族全体で「どんな教育を子どもに受けさせたいのか」を明確にすることが、後悔を防ぐ第一歩です。



柔軟な考え方を持つ


文化の違いに直面したとき、自分の常識をそのまま通そうとすると、現地の人々との関係に軋轢が生まれます。ハワイでは「時間にルーズな文化」や「率直な自己主張を大切にする価値観」など、日本とは異なる生活感覚が数多く存在します。


こうした違いをストレスに感じるのではなく、「異なる価値観」として受け入れる柔軟な姿勢が、ハワイでの生活を心地よくするカギとなります。



日本と違うハワイの移住生活に慣れるコツ


ハワイは日本とは異なる文化や習慣が根づいた地域です。快適な移住生活を送るためには、ハワイ独自の価値観や生活スタイルに慣れる必要があります。


ここでは、ハワイタイムとの付き合い方、地域ルールの理解、コミュニティとの関係構築、日本語で受けられる子育てや医療支援の活用など、実際の生活で役立つポイントを紹介します。



ハワイタイムと上手に付き合う


ハワイでは「ハワイタイム」と呼ばれる独特の時間感覚があります。約束の時間に遅れる、仕事の進行が日本ほど厳密でないといったケースが多く、最初は戸惑うかもしれません。しかし、これを「のんびりした島の空気」と捉えるとストレスも減少します。


ハワイタイムの特徴

  • 時間に対する感覚がゆるやか

  • スケジュール通りに進まないことも多い

  • 柔軟性が求められる環境

 急かすよりも、相手のペースを尊重することで関係が円滑になります。時間の余裕を持って行動する習慣をつけましょう。



地域特有のマナーを理解する(治安・ゴミ出しなど)


ハワイは観光地としてのイメージが強いですが、生活の場として見ると地域ごとにローカルなルールやマナーがしっかり存在しています。特に治安やゴミ出しのルール、騒音対策などは日本とは考え方が異なる場合もあります。


たとえば、治安に関しては「観光エリアだから安心」という油断は禁物で、夜間に出歩かないほうが良いエリアもあります。またゴミ出しの方法や曜日は厳密に決まっており、ルール違反が近隣トラブルにつながることもあります。


生活を始める前に確認しておきたい項目の一例

  • 夜間の外出や安全なエリアの把握

  • ゴミの分別ルールと収集スケジュール

  • 騒音やペットに関する近隣マナー

これらは不動産会社や近所の住人に聞くのが最も確実です。事前に調べておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。



コミュニティとの関係を築く方法


ハワイの地域社会では、住民同士のつながりや信頼関係がとても大切にされています。学校や教会で開催されるイベントに参加したり、地域の集会や清掃活動などに顔を出したりすることで、「顔なじみ」として認識されやすくなります。また、日系人コミュニティとの関わりを持つことも、情報交換や精神的な支えとなる場を得るうえで有効です。


一方で、日本のように周囲に気を使いつつも控えめに生活しているだけでは、現地の人々とのつながりが生まれにくく、結果として孤立を感じてしまうケースもあります。ハワイでの生活を充実させるには、自ら一歩踏み出して地域に関わろうとする姿勢が欠かせません。


特別なスキルは必要なく、まずは日々のあいさつや自己紹介を丁寧に行い、少しずつ信頼関係を築いていくことが円滑な人間関係の第一歩となります。



子育て支援制度や日本語医療の有無もチェック


ハワイで子育てをする家庭にとって、支援制度の活用と日本語で受診できる医療機関の把握は欠かせません。ホノルル周辺には日本語対応が可能な小児科や産婦人科が複数あり、言葉の不安を感じずに受診できる環境が整っています。


代表的な医療機関の例

  • さえぐさ小児科(Jiro Saegusa, M.D.) 日本人医師による診療が可能。日本語対応の看護師も常駐。

  • Ohana Clinic(Aina Haina) 日本語対応の小児科・内科クリニック。ファミリー全体のケアが可能。

  • St. Luke’s Clinic Waikiki 婦人科・内科系を中心とした総合診療。日本語での対応や予約も可。

  • Dr. Soma Clinic Waikiki 観光客だけでなく在住者にも利用される日本語対応のクリニック。

さらに、Kapiolani Medical Center for Women and Children のような大規模病院では、小児救急や出産ケアなどを24時間体制で行っており、医療体制も安心です。


また、ハワイ州ではWIC(女性・乳児・子ども支援プログラム)や育児教室、子育てサポートセンターなどの制度もあり、経済的・精神的に家族を支える仕組みが存在します。自治体によって内容は異なるため、住む地域の情報を事前に確認しておきましょう。



まとめ


この記事では、ハワイ移住で後悔しやすい理由と、失敗を防ぐための具体的な対策や心構えについてご紹介してきました。物価の高さや医療費の負担、英語力の不安、教育制度の違い、さらには文化的なギャップなど、現地に住んで初めて実感する課題は決して少なくありません。


しかし、こうした壁も事前の正確な情報収集と現実に即した準備をしておくことで、十分に乗り越えることが可能です。大切なのは理想だけに目を向けるのではなく、現実の生活をきちんと見据え、柔軟に対応していく姿勢です。そうすれば、ハワイ移住はきっと後悔のない充実した選択へと変わっていきます。


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小林雅之 Masayuki Kobayashi


海外移住コンサルタント、La Quarta代表。20年以上にわたり海外移住支援に携わり、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の投資移住制度に精通している。これまで多数のクライアントの移住を成功に導いた実績があり、長年の実務経験に基づいて実践的かつ信頼性の高い情報を提供している。



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