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タイへ移住するには?移住の魅力と注意点やビザの種類を紹介

  • lmeysmasa
  • 6月23日
  • 読了時間: 15分

東南アジアの中でも特に人気の高い移住先、タイ。温暖な気候や物価の安さ、そして親日的な国民性に惹かれ、多くの日本人が移住先として選んでいます。

しかし、理想の暮らしを実現するためには、ビザの取得条件や生活費、医療・教育など、さまざまな面を事前に理解しておくことが欠かせません。


この記事では、タイ移住の魅力と注意点、さらにビザの種類や取得に関する情報を詳しく解説します。読み進めることで移住への不安が軽くなり、現実的な準備を始めるためのヒントが得られるはずです。





タイ移住の魅力


タイは、日本人にとって暮らしやすく、移住先として高い人気を誇る国です。物価の安さや親日的な文化、都市インフラの整備など日々の生活を支えるメリットが数多くそろっています。また医療の質が高く、世界的にも有名な観光地が身近にあるのも大きな魅力です。


ここでは、こうしたタイ移住の魅力を具体的に紹介しながら、なぜ多くの人が移住先にタイを選んでいるのか、その理由をわかりやすく解説していきます。



物価が安く生活コストを抑えられる


タイの魅力の一つは、物価の安さです。バンコクなどの都市部では上昇傾向にあるとはいえ、食費や交通費、家賃といった生活コストは日本に比べて格段に低く抑えられます。特に地方都市では、月5万~8万円程度で快適な生活が可能です。


例えば、屋台やローカルレストランでの食事は1食100円~200円ほどで済むことも珍しくありません。家賃もコンドミニアムで月2万円台からあり、費用対効果の高い生活が実現できます。



親日的な文化と日本人コミュニティで安心


タイは親日国として知られています。日本のアニメやファッション、家電製品が広く親しまれており、現地の人々も日本人に対してフレンドリーな対応をしてくれることが多いです。


また、バンコクやシラチャなどには日本人街が形成されており、日本語が通じるスーパーやレストラン、医療機関が多く存在しています。こうした環境があることで、タイ語に不安がある人でも安心して生活をスタートすることができます。



公共交通や都市インフラが充実


特に首都バンコクでは、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)といった公共交通機関が整っており、移動が非常に便利です。アプリを活用すればタクシーの手配も簡単で、日本の都市生活に慣れた人にとっても違和感なく適応できます。


また、都市インフラの整備も進んでおり、特にバンコクではインターネット環境や電力供給が比較的安定しています。日本の都市生活に慣れた人でも、一定の快適さを感じられるレベルに達していると言えるでしょう。



温暖な気候と多彩な観光地


タイは年間を通じて温暖な気候で、寒さが苦手な人にとっては理想的な移住先です。冬でも25度前後と快適な気温が続き、服装もシンプルに保てるため衣類の管理も楽になります。


さらに、タイ国内にはプーケットやクラビ、アユタヤなど、魅力的な観光地が点在しており、週末のレジャーや国内旅行が気軽に楽しめます。日々の生活に観光的な楽しさを取り入れられるのも、タイ移住の魅力です。



日本語が通じる医療機関が多い


タイは医療水準が比較的高く、特にバンコクやチェンマイ、シラチャなどの都市部には、日本語に対応した病院がいくつかあります。たとえば、サミティヴェート病院やバムルンラード病院では、日本人向けに通訳サービスや専用窓口が設けられており、言葉の壁を感じることなく診察を受けることができます。


また、医療費は日本と比べて割安でありながら、最新の医療設備や高度な技術を備えている点も魅力です。健康面での不安を抑えながら、安心して長期滞在を検討できる移住先といえるでしょう。



タイ移住前に知っておくべき注意点


タイでの生活には多くの魅力がありますが、一方で日本とは異なる文化や気候、言語の違いに戸惑うことも少なくありません。事前に知っておくことで心構えができ、現地でのストレスを減らすことができます。


ここでは、タイ移住を考える上で注意しておくべきポイントをいくつか取り上げ、それぞれの対応策もあわせて紹介します。



タイ語の習得が必要で英語も通じにくい場面がある


タイでは観光地や都市部ではある程度英語が通じますが、日常生活の中ではタイ語の使用が基本になります。役所や病院、ローカルマーケットなどでは英語が全く通じないケースも多く、最低限のタイ語を理解しておくことが望ましいです。


移住後すぐに不自由のない生活を送るには、タイ語の基礎会話を習得しておくことが大切です。最近ではオンライン講座やアプリで学べる環境も整っており、移住前に取り組んでおくとスムーズです。



雨季が長い


タイには明確な雨季があり、毎年5月から10月頃まで続くのが一般的です。この時期にはスコールと呼ばれる突発的な強い雨が頻繁に降り、交通機関が混乱することもあります。


また、湿度が高くなり体調を崩しやすいため、エアコンの使い方や除湿対策も重要です。移住のタイミングや住居選びの際には、雨季を意識して準備を整えることが必要です。



大気汚染や害虫への対策が必要


特にチェンマイなどの内陸都市では、乾季(2月~4月)にかけてPM2.5による大気汚染が深刻になることがあります。空気清浄機の設置や外出時のマスク着用は必須です。


また、熱帯地域特有の蚊やゴキブリなどの害虫問題も避けては通れません。デング熱やマラリアの感染リスクもあるため、防虫対策や蚊帳の利用が推奨されます。生活環境を選ぶ際には、清潔さや換気のしやすさもチェックポイントです。



文化や宗教への理解が求められる場面がある

タイは仏教国であり、信仰や伝統文化を重んじる風土があります。寺院や王室に対する敬意は非常に重要で、無知や軽率な言動がトラブルを招くこともあります。


特に注意すべきは王室批判の禁止で、これは法律で厳しく取り締まられています。移住者としてトラブルを避けるためにも、タイの文化や宗教、価値観に対する基本的な理解と尊重が求められます。生活習慣の違いにも柔軟に対応する姿勢が大切です。



タイ移住に必要なビザの種類と取得条件


タイに長期で滞在・移住するためには、自分の目的に合った適切なビザの取得が不可欠です。観光ビザでは長期滞在できないため、就労、退職後の生活、投資など、さまざまな目的に応じたビザの制度を理解しておく必要があります。


ここでは、タイで代表的な長期滞在ビザの種類とその取得条件について詳しく解説します。



就労ビザ(Non-Immigrant B)


タイで働くには、就労ビザ(Non-Immigrant B)が必要です。このビザは、タイ国内の企業に雇用される、または自ら事業を立ち上げる際に発給されます。


就労ビザ(Non-Immigrant B)

項目

内容

対象者

タイ国内での就労または自らの事業運営を希望する人

有効期間

通常90日〜1年(更新可能)

主な取得条件

・雇用契約書の提出

・雇用企業の法人登録証や納税証明書

・職種によって学歴・職歴証明が必要

・ワークパーミットの取得が必須

就労ビザを取得しても、ワークパーミット(労働許可証)を別途取得しないと実際の勤務はできません。また更新には企業側の協力が不可欠であるため、信頼できる雇用主を選ぶことが重要です。



リタイアメントビザ(Non-Immigrant O-A / O-X)


50歳以上の方で、タイでのリタイア生活を希望する人向けのビザがリタイアメントビザです。長期滞在を目的とし、観光ビザとは異なり複数回の更新が可能です。

リタイアメントビザ(Non-Immigrant O-A / O-X)

項目

リタイアメントビザ(O-A)

リタイアメントビザ(O-X)

対象者

50歳以上でタイに長期滞在したい人

50歳以上でより長期の滞在を希望する人

有効期間

1年(更新可能)

5年(最大10年、更新1回まで)

主な取得条件

・80万バーツ以上の預金

・健康診断書の提出

・無犯罪証明書の提出

・300万バーツ以上の預金

・健康診断書の提出

・無犯罪証明書の提出

健康診断書や無犯罪証明書などの提出も必要です。年金生活者に人気が高く、日本人にも広く利用されています。



タイランドエリートビザ(Elite Visa)


長期滞在を希望し、かつ快適なサービスを受けたい方に人気なのが、タイランドエリートビザです。政府公認の特別プログラムであり、会員制となっています。


取得にはプログラムへの入会が必要で、費用は最低でも60万バーツ(約250万円)以上からとなりますが、以下のような特典が受けられます。


タイランドエリートビザ(Elite Visa)

項目

内容

対象者

快適な長期滞在を希望する富裕層

有効期間

5〜20年(プランにより異なる)

主な取得条件

・タイランドエリートプログラムへの入会

・60万バーツ以上の会費支払い

特典

・空港送迎サービス

・イミグレ優先レーンの利用

・銀行口座開設サポート

・ビザ更新不要など充実した特典付き

ビジネスではなく生活の質を重視する人向けのビザとして人気があります。



投資ビザ(Non-Immigrant IB)


タイで一定額以上の投資を行うことで取得できるのが投資ビザ(Non-Immigrant IB)です。現地企業への出資や不動産投資などが対象となります。


最低投資額は1,000万バーツ(約4,000万円)前後が一般的で、取得条件は以下のようになります。


投資ビザ(Non-Immigrant IB)

項目

内容

対象者

タイで一定額以上の投資を行う個人・法人関係者

有効期間

最長1年(更新可能)

主な取得条件

・最低1,000万バーツ前後の投資

・投資対象の証明(登記書類など)

・経済効果の説明書類

・招へい状や事業計画書の提出

このビザは富裕層向けであり、タイの経済発展に寄与することが前提条件とされています。



長期居住者ビザ(Long-Term Resident Visa)


2022年に新設された長期居住者ビザ(LTRビザ)は、外国人の長期滞在をより促進するための制度です。特に高スキル人材や富裕層を対象としています。


長期居住者ビザ(Long-Term Resident Visa)

項目

内容

対象者

富裕層、高スキル人材、外資幹部、年金生活者など

有効期間

最大10年

主な取得条件

・カテゴリごとに収入・資産・職歴などの証明が必要

特筆事項

・税制優遇制度あり

・家族の帯同が可能

・ビザ更新手続きの簡素化など、多くのメリットが用意されている

このビザでは最大10年間の滞在が可能で、家族の帯同も認められています。加えて税制上の優遇措置やビザ更新の簡素化など、多くのメリットが設けられています。



永住ビザ(Immigrant Visa)


長期的にタイに住みたい場合には、永住権の取得(Immigrant Visa)も検討できます。取得には以下のような厳しい条件があります。


永住ビザ(Immigrant Visa)

項目

内容

対象者

5年以上のタイ滞在・就労実績を持つ人

有効期間

無期限

主な取得条件

・滞在実績(原則5年以上)

・ワークパーミットの保有

・安定収入または資産の証明

・タイ語能力の審査

・申請枠に制限あり

毎年の申請枠が限られており申請自体が難関といえますが、取得できればビザ更新の必要がなくなり、生活の自由度が飛躍的に向上します。



タイの現地移住生活のリアル


タイ移住を現実的に考える上で重要なのが、実際の生活がどのようなものかを知ることです。生活費や住まい探し、医療や教育などの社会インフラは日本と比べてどうなのかを把握しておくことで、移住後のギャップを減らせます。


ここでは、タイでの暮らしの具体的な様子をリアルに解説していきます。



住まい探し


タイの住宅事情は選択肢が豊富で、日本人向けの賃貸物件も多くあります。コンドミニアムやサービスアパートメントが人気で家具・家電付きが主流のため、すぐに生活を始めることができます。


バンコク中心部の中級物件では、月額家賃2万~5万バーツ(約8万~20万円)程度。郊外や地方都市ではもっと安価に良質な物件が見つかることもあります。セキュリティや周辺環境を重視して選ぶのがポイントです。


住まい探しの際には、日系不動産会社や日本語対応可能なエージェントを活用することで、言語の不安を軽減できます。



物価と生活費の目安


タイは生活コストが日本よりもかなり安く抑えられることが魅力です。生活費の目安を以下の表にまとめます。

項目

月額の目安(バーツ)

補足

家賃

20,000〜50,000

地域・物件により変動あり

食費

10,000〜20,000

自炊・外食の割合で調整可能

交通費

2,000〜5,000

公共交通の利用が基本

光熱費・通信費

2,000〜4,000

エアコン使用の有無で変動

雑費(医療・日用品など)

3,000〜6,000

医療費、洗剤や生活雑貨などを含む

全体として、月10万〜20万円程度で快適な暮らしが可能です。贅沢を控えればさらにコストを抑えることもできます。



医療制度


タイの医療は東南アジアでもトップクラスで、私立病院では国際水準の医療が受けられます。日本語が通じる病院も多く、通訳付きで診療を受けられる点も安心材料です。


主な日本人向け病院には、以下のような施設があります。


  • サミティヴェート病院(バンコク)

  • バムルンラード病院(バンコク)

  • パヤタイ病院(シラチャ)


タイでは公的保険に加えて、民間の医療保険に加入することで診療費の負担を軽減できます。年齢や病歴によって加入条件が異なるため、事前の確認が必要です。



教育システム


子どもを連れて移住する家庭にとって、教育環境は非常に重要なポイントです。タイには日本人学校やインターナショナルスクールが多数存在し、高水準の教育が受けられます。

学校タイプ

授業料(月額)

特徴

日本人学校

約3万〜5万バーツ

日本の文部科学省のカリキュラムに準拠。日本語対応。

インターナショナルスクール

約5万〜15万バーツ

英語を中心とした教育。多国籍の生徒が多く国際的な環境。

日本の学習スタイルを継続したい家庭には日本人学校が安心で、将来のグローバル進学を視野に入れるならインターナショナルスクールが有力な選択肢です。また、一部のインターナショナルスクールではタイ語の授業も取り入れており、現地文化を尊重しながら国際感覚を育てる教育が行われています。


学校選びでは以下のポイントに注意しましょう。


  • 通学距離と交通手段(渋滞対策も重要)

  • 学校の教育方針や進学実績

  • カリキュラムの内容(IB、IGCSE、APなど)


お子さまの個性や将来の進路に合わせて、最適な教育環境を選ぶことがタイ移住を成功させるカギとなります。



エリア別に見るタイ移住のおすすめ地域


タイへの移住を検討する際、どの地域に住むかは非常に重要な判断ポイントです。都市によって生活スタイル、利便性、物価、日本人の多さが大きく異なります。自分の目的やライフスタイルに合ったエリアを選ぶことで、移住後の満足度が大きく変わってきます。


以下では、タイの移住先として人気のある主要都市の特徴を紹介します。



バンコク


タイの首都であるバンコクは最も利便性が高く、日本人の移住者も圧倒的に多い都市です。BTSやMRTなどの交通機関が整備されており、買い物や飲食、医療などの生活基盤も充実しています。


特徴的なのは、スクンビットエリアに代表される「日本人街」の存在です。日本語が通じる病院やスーパー、日本食レストランが集まっており、言語や文化の壁を感じにくい環境です。


ただし家賃や物価はタイ国内で最も高い傾向にあり、利便性とコストのバランスをどうとるかがポイントになります。



シラチャ


バンコクから約2時間の距離にある工業都市シラチャは、特に日本人駐在員が多く住むエリアとして知られています。周囲には日系企業の工場が多く、日本人向けの施設やサービスが非常に充実しています。


日本人学校や幼稚園もあり、子育て世帯にとって安心感のある地域です。バンコクよりも家賃が安く、静かで落ち着いた生活環境が整っています。


シラチャは仕事と生活を両立させたい人や、ファミリー層に最適な移住先と言えるでしょう。



チェンマイ


北部に位置するチェンマイは、自然が豊かで気候も過ごしやすいリラックス系の都市です。生活コストも非常に低く、リタイアメント層やデジタルノマドに人気があります。


カフェ文化が発達しており、ノマドワーカー向けのコワーキングスペースやWi-Fi環境も整っています。観光地としても有名で、歴史的な寺院や山岳リゾートが身近にあります。


一方で、乾季にはPM2.5による大気汚染が深刻化するため、健康面の対策が必要な地域でもあります。



パタヤ


バンコクから車で約2時間の距離にあるリゾート都市パタヤは、海の近くでアクティブな生活を送りたい人に人気のエリアです。外国人が多く住んでおり、国際的な雰囲気が漂う街でもあります。


ビーチやゴルフ場、ショッピングモールなどの娯楽施設が充実しており、日々の生活にリゾート感を取り入れたい人に適しています。不動産投資対象としても注目されており、コンドミニアムの建設ラッシュが続いています。


ただし、繁華街の騒がしさが気になる方には不向きかもしれません。静かな生活を望む場合は、郊外エリアを選ぶのが良いでしょう。



まとめ


タイへの移住は住環境・コスト・文化の面で非常にバランスの取れた選択肢です。暮らしやすさに加え、日本とのつながりの深さやインフラの整備状況も、多くの移住者にとって安心材料となっています。


一方で、ビザの種類や申請方法、住まい選び、教育制度への理解など、計画的に進めるべき要素も多くあります。移住は人生の大きな転機です。だからこそ、確かな情報と信頼できるサポートがあれば、そのプロセスはより現実的で前向きなものになります。


もし、今後の移住について具体的に考え始めているなら、富裕層向け海外移住・ビザ・永住権取得を支援しているLa Quartaへぜひご相談ください。豊富な実績をもとに、現地事情に即したアドバイスや最適な選択肢をご提案しています。



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