マルタ島への移住を考えている家族にとって、マルタへ行くためのルートや空港の情報を知ることは旅の安心と快適さに直結します。
この記事では、マルタ島への渡航に役立つ空港情報や、家族連れに優しいアクセス方法を詳しくご紹介します。
マルタ唯一の国際空港:マルタ国際空港
マルタ島における唯一の国際的な玄関口であるマルタ国際空港は、小規模ながらも充実した施設と快適なサービスで知られています。まずマルタ国際空港の詳細な概要と、アクセス方法についてご紹介します。
マルタ国際空港の概要
マルタ国際空港は、マルタ唯一の玄関口としての役割を果たしています。空港は、マルタ島の南東部に位置し、首都ヴァレッタから約10キロ離れています。
年間を通じて多数の国際線が乗り入れており、設備は小規模ながらも最新の技術が導入されコンパクトで使い勝手が良く、250万人以上の海外からの旅行客を迎えています。
マルタ国際空港へのアクセス方法
マルタ国際空港へのアクセス方法は様々ありますが、公共バスを利用するのが一般的です。
公共バスは安価であり、島内の主要な場所から直接空港へアクセスできます。また、タクシーやレンタカーも利用可能で、特に家族連れにはタクシーが便利です。
さらに、配車アプリ(eCabsやBolt等)を利用すると、空港から市内までの移動がさらにスムーズになります。空港では無料のWi-Fiが利用可能で、移動手段の選択や情報収集に役立ちます。
日本からマルタ島へ、家族移住のためのフライトルートとは?
家族でマルタ島への移住を考える際、フライトの選択は大きなポイントです。ここでは、日本からマルタ島への最適なフライトルートと、乗り継ぎやチェックインで役立つ情報を提供します。
日本からマルタへの主なフライトルート
日本からマルタ国際空港への旅は、直行便がないため、ヨーロッパや中東の主要都市を経由することになります。
2024年現在、人気の乗り継ぎ地にはイタリア、イギリス、ドイツなどがあります。
これらの国々はマルタと頻繁にフライトを運航しており、マルタへのアクセスを容易にしています。航空券の予約時には、最新の運行スケジュールと経由地の選択肢を確認することが重要です。
乗り継ぎとチェックインのポイント
乗り継ぎでは、特に家族連れの場合、待ち時間を快適に過ごせるように休憩や食事の時間を確保することが大切です。
また、乗り継ぎ空港でのチェックインやセキュリティチェックには時間がかかることがあります。特に大きな空港では、乗り継ぎゲートまで移動するのに時間がかかることもあるため、余裕を持ったスケジュールを立てることをお勧めします。
さらに、出発前には荷物の重量や手荷物の制限を確認し、余計な手間を省くことも大切です。万が一のために、乗り継ぎに関する重要情報は紙に印刷するか、スマートフォンに保存しておくと安心です。
スムーズな到着のための入国手続き
マルタ国際空港での入国手続きは、スムーズかつ迅速に行われることで長時間のフライトの疲れを軽減してくれます。
以下では、入国審査の流れと荷物受け取りから税関手続きに至るまでの流れを詳しく紹介します。
入国審査の流れ
マルタ国際空港に到着した際、まず最初に行うのが入国審査です。入国審査はEU圏内から訪れる場合とEU圏外から訪れる場合で異なります。
まずEU圏内からマルタへ入国する際は、マルタでの入国審査が行われないことがほとんどです。日本から出発してから最初に到着するEU圏内の国で入国審査をすることが一般的です。
EU圏外からの旅行者は、パスポートと滞在目的を証明する書類を準備する必要があります。家族連れの場合、一緒に審査を受けることが可能ですので、手続きを迅速に進めることができます。
審査は通常、滞在先の情報や渡航目的などに関する質問が含まれますので、事前に答えを用意しておくと安心です。また、英語でのコミュニケーションに自信がない場合は、基本的な英語フレーズを予習しておくと良いでしょう。
荷物受け取りと税関手続き
入国審査を終えた後、次は荷物受け取りエリアに進みます。航空機から降りた後に案内される通路を進むと、航空便ごとに指定された荷物受け取りベルトに到着します。
家族連れは荷物の量が多いことが予想されるため、空港内で利用できる荷物カートを活用することをお勧めします。ただし日本と異なり、荷物カートの利用時に2ユーロ程度かかることに注意してください。荷物の量が多いと思われる方は、荷物カートを借りることを想定し、コインまたは細かい紙幣を用意しておくと良いでしょう。
荷物を受け取った後は、必要に応じて税関手続きを行います。
税関では、持ち込み禁止品の申告や必要な書類の提出が求められることがありますので、事前にマルタの規制品目について確認しておくと良いでしょう。
持ち込み禁止品・申告が必要な品物の例
食品特に生の肉製品、乳製品、果物、野菜などは、病原体の拡散を防ぐために制限されています。
植物類生きている植物や種子、土壌も、疫病や害虫のリスクのために規制されています。
動物ペットを連れて行く場合は、事前に適切なワクチン接種や健康証明書が必要です。
大量の現金10,000ユーロ以上の現金を持ち込む場合は、税関での申告が必要です。
マルタ国際空港から市内までの移動はどの交通手段がベスト?
マルタ国際空港からの市内への移動には、家族連れにとっても幾つかの便利な選択肢があります。ここでは、公共交通機関とタクシー、配車アプリの利用方法について、わかりやすくご紹介します。
公共交通機関の利用方法
マルタ国際空港から市内中心部への移動には、公共バスが最も一般的で経済的です。
マルタの公共バスは、空港から島内の主要な地域へ行くことができ、かつ運航本数も頻繁に運行しています。例えば、「X2」路線は空港からセントジュリアンへ、「X4」路線は空港からバレッタへ直行します。
運賃は大人一人あたり約2〜3ユーロ(292〜438円)で、移動時間は目的地によって40〜50分程度です。最新の運行情報は、バス運行機関のアプリ「tallinja」で確認できるため、利用前にダウンロードしておくと便利です。
タクシーと配車アプリの利用
家族連れや多くの荷物を持っている場合、タクシーや配車アプリの利用が便利です。
マルタ国際空港にはタクシースタンドが設置されており、BoltやeCabsなどの配車アプリも一般的に利用されています。タクシーの料金は目的地によって異なりますが、市内中心部までの移動で一般的には約20ユーロ(2,920円)程度です。
また、配車アプリを使用する場合は、料金は時間帯やドライバーの稼働状況によって変動するため、事前に料金を確認してから利用することをお勧めします。
空港利用時のポイント
マルタ国際空港では、家族連れが快適に過ごせるための様々な工夫が施されています。
今回は空港利用時に知っておくと便利なポイントをご紹介します。これらの情報を活用して、移住や旅行の際にマルタ国際空港での時間を、より楽しく、ストレスフリーに過ごしましょう。
家族向けの休憩エリアとラウンジ
マルタ国際空港では、家族連れに優しい設備が充実しています。長いフライトの後のリフレッシュに最適な休憩エリアやラウンジが設けられています。
これらのスペースは、待ち時間を快適にし、旅の疲れを和らげるのに役立ちます。
空港内での食事と買い物
空港内には、家族連れにも喜ばれる様々な飲食店やお土産店が豊富にあります。軽食や子供向けのメニューを提供するカフェやレストランが多く、短い休憩にもぴったりです。
マクドナルドやケンタッキーなどの馴染みのあるファストフード店も利用できます。お土産店では、マルタの特産品やユニークなグッズを見つける楽しみもあり、最後の買い物のチャンスとしても最適です。
特に、マルタ国際空港のお土産店は、マルタを感じられるアイテムが豊富に揃っているため、時間に余裕がある際はぜひ訪れてみてください。
まとめ
マルタ島への移住を検討する家族にとって、事前に空港の情報を把握しておくことは大変重要です。この記事で紹介したマルタ国際空港の情報やアクセス方法が、皆さんのマルタ島での新生活スタートに役立つことを願っています。しっかり準備して、安心して移住生活の第一歩を踏み出しましょう!
弊社ではビザの申請サポートはもちろん、現地への移住サポートからお子様の学校探しのお手伝いまで幅広く行っています。
マルタへの移住をお考えの方は、ご希望に沿った形でのご提案やサポートが可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
マルタ移住に関する詳細:https://www.la-quarta.jp/immigration/malta
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