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老後の移住先はマレーシアがおススメ!人気の理由と移住条件を解説

  • lmeysmasa
  • 3 日前
  • 読了時間: 13分

老後の海外移住を考える中で、マレーシアが移住先として15年連続で人気No.1となっている事実をご存知でしょうか。年金で生活ができる物価の安さや、英語が通じる環境、温暖な気候など、多くのシニア世代にとって理想的な条件がそろっていることが理由です。しかし実際に移住を検討するには、生活費の目安やビザ制度、医療事情などをしっかり把握する必要があります。


この記事では、マレーシア移住がなぜ人気なのか、その魅力や条件、注意点、準備の進め方までを徹底解説します。この記事を通じて、マレーシアでの快適なリタイアライフの実現に向けた第一歩を踏み出していただければ幸いです。





移住先人気No.1のマレーシアはどんな国?


マレーシアは東南アジアに位置する多民族国家で、英語が広く通じることや親日的な国民性が特徴です。さらに年間を通して温暖な気候であることから、日本人にとって非常に住みやすい国とされています。


ロングステイ財団の「ロングステイ希望国・地域2023」トップ10を発表」の調査でも、15年連続で日本人に最も選ばれている移住先No.1に輝いており、すでに多くのシニア世代が老後をマレーシアで過ごしています。


ここではまず、マレーシアの基本的な国の情報、生活環境、文化的背景についてわかりやすく紹介していきます。



地理と気候


マレーシアはマレー半島とボルネオ島北部に分かれた国で、赤道に近く年間を通じて高温多湿です。平均気温は26〜32度前後で、寒暖差が少ないため冬の心配が不要です。


スコールと呼ばれる短時間の強い雨はあるものの、乾季と雨季が明確で体調管理もしやすい環境です。冷暖房の必要が少なく、気候による光熱費の負担が少ないのも魅力です。



人口と文化的背景


マレーシアの人口は約3,300万人。マレー系、中華系、インド系の多民族国家で、宗教や文化の多様性が共存しています。国語はマレー語ですが、英語が第二言語として非常に普及しており、特に都市部では英語だけでも生活が可能です。日本との経済的なつながりも強く、日系企業や日本食レストラン、ショッピングモールなども多数存在します。



日本人コミュニティとサポート体制


マレーシアでは、クアラルンプールやペナン、ジョホールバルを中心に、1万人以上の日本人が暮らしています。現地には日本人会があり、日本語が通じる医療機関や不動産業者、日本語での生活サポートを提供するサービスも整っています。


特に初めての海外移住では不安がつきものですが、通訳サービスや生活支援を受けられるエリアも多く、スムーズに生活をスタートできる環境が整っている点は大きな安心材料です。



老後にマレーシア移住が人気の理由


マレーシアは快適さと経済性を両立できる国として、老後の移住先に選ばれ続けています。年金で暮らせる生活コストの低さに加え、治安や医療環境の安定性が多くの日本人シニアにとって大きな安心材料となっています。


ここでは特に、リタイア後の暮らしを豊かにする5つの理由を紹介します。



生活費が安く年金で暮らせる


マレーシアの生活費は日本と比べて約3分の1から半分程度とされ、物価の安さが大きな魅力です。クアラルンプールなど都市部でも、月額15万円〜20万円程度で快適な生活が可能です。


家賃や食費もリーズナブルで、たとえば高層マンションの家賃は月5万円前後から。ローカルレストランでは、1食300〜500円で栄養バランスの取れた食事が取れます。公共交通機関も安価で、年金のみでも十分に生活可能という声が多いです。



気候が温暖で過ごしやすい


寒暖差が少なく、体にやさしい気候であることは、シニア世代にとって大きな利点です。寒さが原因で起こる血圧の変動や関節痛などのリスクが軽減され、体調を安定して保ちやすくなります。また、服装や生活スタイルも一年を通してシンプルに保てるため、持ち物や衣類の管理も楽になります。気温だけでなく、空気の乾燥が少ない点も、肌や喉の健康維持に役立ちます。


健康面と生活面の両方で、気候の安定は日常の快適さを支えてくれます。



英語が通じやすい


マレーシアでは英語が公教育の早期段階から導入されており、多くの市民が実用的な英語を使いこなしています。特に都市部では、店員や医療関係者、行政職員など、日常生活に関わる多くの場面で英語が使えるため、言葉の不安が最小限に抑えられます。


さらに、日本語が苦手な場合でも英語で必要なことを伝えられる安心感は、海外生活において大きな支えとなります。英語力を磨きながら、現地の人々と積極的に交流する機会がある点も、マレーシア移住の楽しさのひとつです。



治安が安定している


マレーシアは東南アジアの中でも比較的治安が良い国とされています。重大犯罪は少なく、夜間の外出や一人歩きも特定の地域を避ければ大きな危険はありません。


警察の対応もスムーズで、日系企業や日本人会などからのサポートも受けやすい体制が整っています。もちろん、スリや置き引きなど軽犯罪には注意が必要ですが、適切な対策を取ることで安全に生活できます。



医療の質が高く日本語対応も可能


移住先としての安心感を高める要素のひとつが、信頼できる医療体制です。マレーシアの私立病院は、国際的な医療認証を受けた施設も多く、清潔で先進的な設備が整っています。日本語を話す医師が勤務する病院や、日本人患者に慣れた医療スタッフの存在は、診療時のストレス軽減にもつながるでしょう。


また、定期健診や人間ドックの内容も充実しており、予防医療の意識も高まっています。日本と同等、またはそれ以上のケアを受けられる可能性がある点は、長期滞在者にとって大きな安心材料です。



老後の移住で使えるマレーシアのビザ制度


マレーシアに長期滞在するためには、目的に応じたビザを取得する必要があります。中でもリタイア世代にとって注目されているのがMM2H(Malaysia My Second Home)ビザです。このビザは長期滞在が可能であり、老後をマレーシアで過ごしたい方に適しています。


ここでは、MM2Hビザの特徴と申請方法、費用について詳しく解説します。



長期滞在が可能なMM2Hビザとは


MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザは、マレーシア政府が推進する長期滞在プログラムです。このビザを取得すれば、最長10年間マレーシアに滞在でき、更新も可能です。仕事をせず、リタイア生活を楽しみたい方にとって非常に柔軟性の高い制度です。


MM2Hビザの主な特徴

  • 最長10年間のマルチプルビザが付与される

  • 同伴家族(配偶者、21歳未満の未婚の子供)の同行が可能

  • 滞在日数の制限がない(居住義務あり)

このように魅力的な制度である一方で、2022年以降の制度改定により、申請条件は大幅に厳格化されています。申請者は以下のような資産証明と収入要件を満たす必要があります。


MM2Hビザ申請に必要な条件(目安)

項目

要件内容

月収証明

月40,000リンギット以上(約120万円)※継続的な収入証明が必要

総資産証明

流動資産150万リンギット以上(約4,500万円)

定期預金

現地銀行に100万リンギット(約3,000万円)を預け入れ(一定額は医療費や生活費として引き出し可)

年齢制限

35歳以上(ただしリタイア目的は50歳以上が一般的)

これらの条件を見ても分かるとおり、近年のMM2Hは富裕層向けのビザにシフトしています。そのため、申請を考える際には自分の資産状況をしっかりと確認し、必要に応じてビザ申請の専門コンサルタントに相談することが重要です。



マレーシア移住後にかかる費用


マレーシアは物価が日本よりも安く、年金生活を見据えた移住先として注目されています。ただし、実際に移住した後にどのような費用がかかるのかを具体的に把握しておくことが大切です。


ここでは住居や食費を中心とした日常生活費、医療費や保険の選び方、年金に関わる税金の注意点について詳しく解説します。



住居・食費など費用の目安


マレーシアでの生活費は地域やライフスタイルによって差がありますが、一般的な日本人のシニア層が快適に暮らす場合の月額費用は約15万円〜20万円が目安とされています。


マレーシアでの生活費目安

費用項目

月額の目安

備考

住居費

5万円〜8万円

中〜上級クラスのコンドミニアムの場合

食費

3万円〜5万円

自炊と外食を組み合わせた場合

光熱費

5千円〜1万円

冷暖房の必要が少ない

インターネット・通信費

約3千円〜5千円

高速回線が利用可能

交通費

5千円〜1万円

公共交通機関やGrab(配車アプリ)利用

合計で約15万円前後で、日本の都市部よりも圧倒的にコストを抑えた生活が実現可能です。特に家賃の安さと外食の手頃さが支出を大きく左右します。



医療費と保険の選び方


マレーシアの医療は私立病院を中心に非常に充実しており、高品質な治療が日本よりも安価で受けられる場合もあります。ただし医療費は自由診療となるため、万が一のために海外医療保険への加入が必須です。


海外保険の選び方のポイント

  • 持病がある場合は既往症対応の保険を選ぶ

  • 年齢制限のある商品が多いため、早めの契約を検討

  • 入院日額補償や通院補償の有無を確認

医療費の例としては、診察1回が約2,000円〜5,000円、簡単な健康診断が約1万円前後です。保険料はプランにもよりますが、月額1万円〜2万円程度が目安となります。



年金と課税の注意点


マレーシアに移住しても、日本の公的年金は継続して受給できます。ただし、年金を正しく受け取るためには在外公館に「在留届」を提出し、年金機構に「現況届」を定期的に提出する必要があります。これは、日本側が受給者の生存や住所を確認するための手続きです。


また、マレーシアは日本と租税条約を結んでいるため、日本で課税された年金に対して、マレーシアで改めて課税されることは基本的にありません。二重課税の心配は少ないといえるでしょう。


ただし、年金をどの通貨・どの口座で受け取るか、為替や送金コストの影響も考慮する必要があります。また、日本に資産運用や不動産収入がある方は、日馬両国の税制度の違いを踏まえた上で、信頼できる税理士やコンサルタントに相談することが大切です。的確な資金管理と申告で、安心して老後生活を送りましょう。



老後にマレーシア移住する際の注意点と対策


マレーシアは移住しやすい国として多くの魅力がありますが、日本とは異なる環境である以上、慎重な準備と心構えが必要です。


ここでは、現地生活でストレスやトラブルを避けるために知っておくべきポイントを紹介します。



医療体制の備え方


マレーシアでは私立病院を中心に高水準の医療を受けられますが、日本とは制度や保険の仕組みが異なるため、事前の備えが欠かせません。特に、言語や持病への対応は確認が必要です。


日本語が通じる代表的な医療機関(クアラルンプール周辺)

  • ひばりクリニック(モントキアラなど複数拠点、日本語通訳常駐)

  • あおいファミリークリニック(アラダマンサラ、日本語受付・保険対応)

  • グレンイーグルス病院、パンタイ病院(日本語対応スタッフ在籍)


事前に備えておきたいこと

  • 日本語対応の医療機関を事前に調べておく

  • 持病のある方は現地での治療可否を確認

  • 海外医療保険の内容を精査し、十分な補償があるものに加入

  • 予防接種や感染症対策の相談を渡航前にかかりつけ医と行う

現地で不安なく医療を受けられるよう、情報収集と準備を早めに進めましょう。



言語・文化への適応


マレーシアでは英語が広く使われており、多くの場面で不自由はありません。ただ、買い物や役所での手続きでは、マレー語を使う場面もあります。あいさつや数字など、よく使う表現を覚えておくと、現地の人とのやり取りがスムーズになります。


また、マレーシアはイスラム教が国教の国。食事の習慣や服装、行動にも宗教的な背景が反映されており、日本とは異なる価値観に触れる機会も少なくありません。ラマダン中の過ごし方や、多民族国家ならではの祝日にも理解を深めておくと安心です。


日本人会や地域のコミュニティイベントに参加すれば、現地の暮らしにも自然に溶け込めるでしょう。文化を尊重する姿勢が、移住生活をより豊かなものにしてくれます。



衛生・気候・虫の対処法


マレーシアは一年を通じて高温多湿なため、特に衛生面には注意が必要です。食品は冷蔵保存を基本とし、飲食店を選ぶ際は清潔さをよく確認しましょう。


室内ではエアコンや除湿器を活用することで、カビや湿気による不快感を軽減できます。虫対策も欠かせません。蚊が媒介するデング熱など、熱帯地域ならではのリスクがあるため、虫除けスプレーや蚊帳、網戸の利用がおすすめです。


さらに、紫外線が強く日差しも厳しいため、日焼け止めや帽子、水分補給を日常習慣に取り入れることで、体調管理がしやすくなります。



マレーシアへの移住準備


老後にマレーシアへの移住を成功させるためには、事前準備が鍵となります。しっかりと計画を立てて進めることで現地でのトラブルを防ぎ、安心して新生活を始められます。


ここでは、移住に向けたステップごとの準備内容を詳しく紹介します。



下見旅行で現地の生活環境を確認する


移住前には最低1回、できれば2回の下見旅行をして、実際の生活環境を確認することが重要です。ガイドブックやネット情報では見えない部分を肌で感じることで、自分に合ったエリア選びができるようになります。


下見旅行のチェックポイント

□ 気候や騒音、治安など居住環境の確認

□ スーパーや病院、公共交通機関の利便性

□ 現地日本人コミュニティの有無

□ 物件の見学や家賃相場の把握

また、短期滞在用のサービスアパートメントを利用して、数週間の仮住まい体験をするのもおすすめです。生活感のある視点で見ることで、現実的なイメージを持てます。



ビザ・年金・銀行などの手続きを進める


移住に向けた行政・法的な準備も計画的に進める必要があります。特にビザ取得、年金受取口座の指定、国際送金の仕組み整備など、事務的な手続きは早めに取りかかることが肝要です。


主な準備項目

□ MM2Hなど長期滞在ビザの申請と取得

□ 日本の公的年金の受給申請と在留届の提出

□ 現地通貨の管理のための銀行口座開設

□ クレジットカードやキャッシュカードの海外対応確認

英語での手続きやビザ申請に不安がある場合は、海外移住に詳しいコンサルタントのサポートを受けるのがおすすめです。


健康診断と海外保険への加入で備える


マレーシアへ移住する前には、日本で健康診断を受けて体調を確認しておくことが欠かせません。持病のある方は、現地での治療体制や必要な薬が入手できるかも確認しておくと安心です。保険についても、複数の海外医療保険を比較し、自分に合った補償内容のものを選びましょう。


現地生活の楽しみ方をイメージしておく


老後を海外で暮らすうえで大切なのは、日々の生活にどれだけ楽しみを見つけられるかです。日本人会や現地のサークルに参加して交流の場を広げたり、語学学校やカルチャー教室で新しい学びを始めたりすると移住生活にもハリが出ます。ゴルフや散策など自然と触れ合えるアクティビティも豊富で、心身のリフレッシュに役立ちます。


現地の生活リズムや食文化に少しずつ馴染んでいくことで、暮らしへの満足度も自然と高まっていくでしょう。



まとめ


この記事では、老後にマレーシアへ移住する魅力と現地での生活実態について詳しく紹介してきました。


移住を成功させるには、制度や生活環境について正確な情報をもとにしっかりと準備を進め、自分に合った暮らし方をイメージすることが何より重要です。コストの面だけでなく、安心して楽しく暮らせる環境かどうかを見極める視点が、後悔しない移住につながります。


マレーシア移住に興味がある方や、少し話を聞いてみたいという方も、ぜひ株式会社La Quartaにご相談ください。ビザや医療、住まいの情報などを分かりやすくご案内しながら、理想のセカンドライフづくりを丁寧にサポートいたします。



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